MSSは、医療、食品、環境、安全・セキュリティ分野などで利用される嗅覚システム、ガス/臭気検知、人工臭覚システムのコアコンポーネントとして大きな可能性を秘めています。シリコンメンブレンにコーティングされた受容体材料が、センサーの感度と特異性を決定します。研究者は独自のセンサーを開発可能です。
MSSは有機導体、磁性体、超伝導体など様々な材料の磁気トルク測定にも使用できます。試料にかかる垂直方向の力も測定可能です。
センサー応答の数値データを収集するには、独自のモジュールを製作していただくか、または NANOSENSORS™ MSS-8RM. をご使用いただけます。 これは NANOSENSORS™ MSS を操作・読み出しするための基本電子モジュールであり、研究者自身のシステムに統合可能です。
ガス/におい検出
SD-MSS-1K2G と SD-MSS-1K2GP は直径1㎜のメンブレンを備たセンサーです。ガス、匂い検出分野のR&Dに最適です。
シリコンメンブレンを揮発性有機化合物(VOC)などに感応する受容体層でコーティングします。受容体層がセンサー感度と特異性を決定します。コーティング作業はインクジェットスポットター、スプレーコーター、あるいはマイクロピペットによる手動操作などで行うことができます。受容体層VOCを吸収すると、受容体層は表面応力を生じ、膜を変形させます。これによりピエゾ抵抗素子の抵抗値が変化しますので、ホイートストンブリッジの出力をモニタすることで、対象ガス/臭気分子の存在を検出できます。異なる受容体層を有する複数のセンサーチップを使用することで、測定の信頼性が向上します。
磁気トルク検出
3種類のMSSは、静磁場/パルス磁場におけるトルク磁気計測、力センシング用途、有機導体・磁性体・超伝導体など各種材料の評価向けに特別設計されています。センシングビームは長く、「曲げ」軸と「ねじり」軸を形成します。 SD-MSS-1KPMAl および SD-MSS-1KPMAu. には、追加で2つの圧電抵抗カンチレバーとコイルが付属します。
MSS-8RM
は、USB給電式のモジュールで、人工臭覚/臭気検知用のハードウェア構成下で、最大8個の
NANOSENSORS™ MSS
センサーを同時に作動・信号を読み出します。
MSS-8RM
さらに2つのエアポンプが内蔵されており
MSS
を様々なガス流量条件下で検証できます。
MSS-8RM
は可能な限りシンプルに設計されていますので、ユーザーは基本的な人工臭覚システムを理解し、さらにシステム性能を向上させることが可能となります。
には、サンプルを区別するためのデータ処理機能は一切含まれておりません。異なる測定条件下におけるセンサー応答の生データが最終出力として得られます。